10.3.17

第5回 「かっこいい国」にしたい


――
今日はこういうふうに話してもらっているけど、話すのと書くのって似てるよね。相手が実際に目の前にいるかいないか、みたいなところがある。

小島
そうだね。

――
本を書いてみたいっていうのもあるの?

小島
あるある。でもやっぱり自分がもっと有名にならないと読んでもらえないし。そういうときのために、今文章を書く練習をしてるっていうのもあるかもしれない。

――
SNSとかに文章を書く以外にも書いたりしてるの?

小島
たまにね。メモに残してる。

――
日記とかは書く?

小島
日記はとくに書かないけど、そのときにふと思ったことは書いたりしてる。ブログとかに載せるようなものではないけど。





――
アイデアみたいなものか。
書いてみたいものっていうのは、例えば小説だったりとかエッセイだったりとか、そういうのはある?

小島
とくにはないかなぁ。小説書けたら面白いだろうけど、別に小説を書きたいとは思わない。それこそ『学問のすゝめ』じゃないけど、そっち方面のものが書ければいいかなって。

――
たしかに、今読んでいる本を聞くとそっちの方向だよね。ブログを読んでもそうだし。

小島
そういう本を書くんだったら、やっぱり結果を残さないといけない。結果残してないのにそれ言ったところで聞いてくれないからね(笑)。





――
そうだよね(笑)。それじゃあ、現状で目指している結果はある?

小島
んー、むずかしいな。でも最終的には日本を「かっこいい国」にしたい。

――
「かっこいい国」。

小島
日本に生まれた人だったら「日本に生まれてよかったな」って思う国だろうし、ほかの国の人からしたら「あの国で働いてみたいな」とか「あの国に住んでみたいな」とか思ってもらえるような国になれば、みんな幸せになるのかな。それが、まあ最終的な目標だけど。





――
あー。それを自分がどういう立場からできればいいなっていうのはあるの?

小島
どうなんだろうね。最終的にそのカタチ、「かっこいい国」になって、なんでこうなったんだろうってみんなが思い返したときに、名前が出てくればいいんじゃないかな。

――
なるほど。例えばわかりやすく「政治家」として、とかじゃなくって、立場はなんでもいいのか。

小島
なんでもいいかな。

――
結果としてそうなったときに、どこかの立場でそれを手伝えていればいい、と。

小島
そうそう。まあでもやっぱりできるだけ中心でね。政治家とかも考えたことあるけど、あんまり楽しくなさそうだし。

――
うん。同感。





小島
さっきも言ったように、自分よりも政治に優秀な人はいっぱいいるから、そしたらそういう人と話して「こういうことやりたいんです」って言って、政治家だったらこの人、科学者だったらこの人、みたいな感じで優秀な人とつながってやった方が早いだろうし。今から自分がめざすよりも。

――
そうかぁ。今話を聞いていて、これは抽象的な目標だと思ってたんだけど、意外と具体的なんだなぁ。頭の中でイメージできてるんだね。

小島
ゴールは見えてるんだけど、そこまでの行きかたがまだ見えてないから、転職していろんなこと知って、っていうのはあるかもな。ゴールはたぶん大体見えてる。

――
今はそのための土台づくりの段階なのかもしれないね。

小島
そうかもね。だから、優秀な人に魅力的だって思ってもらったり、対等に話したりするためには、やっぱり本を読まないといけない。アタマいい人が読んでる本はおさえておかないとダメなのかなっていうのはある。

――
そうか。教養というかね。

小島
そうそう。英語とかも話せた方が楽しいとは思うけど、今英語を学ぶか日本語を学ぶかって考えたときに、英語はたぶん5年か10年くらいで翻訳機が完成して通じるようになるだろうから、そうなったときにどっちが大事かって考えたら...

お店のおねえさん
はい、お待たせしました。キャラメル・バナナのパンケーキです。

小島
あ、はい。(笑)





《つづく。第6回 エリートじゃなくてよかった》

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